たまにうちの店では上司と面談をする機会がある。
そのときに言われたことがある。ーお客様の声でー
「ケセラセラは会話が楽しいけど、なかなかプレイに入らないって声もあるんだよ」って。
そのとき、少しショックだった。
“私はちゃんと向き合ってきたつもりなのに”って。
でも、あの言葉をきっかけに気づいたこともある。
風俗の仕事って、個人事業主。
誰かに型を決められるものじゃなくて、
自分なりのスタイルで勝負していく世界なんだ。
私は、会話や空気感を通して
“ほっこり”してもらう時間を届けたい。
実際、「今日はおしゃべりだけでいいよ」って言ってくれる人もいるし、
「きみちゃんは普通の風俗嬢とは違う」って言葉を
何度ももらってきた。
店外で会うことはしない。
だからこそ、私を信頼して会いに来てくれる方々は、
プレイ以上の“人としての繋がり”を求めてくれている気がする。
もちろん、プレイも大事。
そこに愛情や楽しさがあるのも分かってる。
でも私は、その先にある――
“心がほぐれていくような時間”を
何より大切にしたい。
風俗の仕事は、身体の関係を超えて、
“人の心を整える仕事”でもあると思っている。
私はこれからも、自分のスタイルで、
温かな時間を届けていきたい。

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