現場のリアル:『お断り』と書いても、実際には見えない世界

風俗の仕事をしていると、本当にいろんなタイプのお客様と出会います。
見た目が少し怖い方でも、驚くほど穏やかに接してくださることもあれば、
見た目が優しそうなのに、求めてくる内容が過激な方もいます。

1日のうちにその“両極端”なお客様とお会いすることもあり、
そのたびに改めて感じるのは――
「外見だけでは人を判断できない」ということ。

私はどんなお客様にも、ご健全に、そして冷静に対応しています。
でも、正直言えば“怖い”と思う瞬間もあります。

お店のHPには「反社会的な方は固くお断り」と書かれています。
けれど、実際の現場ではそれを見抜くのはほぼ不可能です。
電話予約やネット予約だけでは、
相手の職業や背景までは分からない。

「お断り」と明記してあっても、
実際には普通に予約が通ってしまうケースもあります。
そういう現実を知っているからこそ、
私はいつも気を張って、最悪の事態を想定しながら動いています。

もちろん、怖い人ばかりではありません。
むしろ礼儀正しく、優しく接してくださる方の方が多い。
だけど――ほんの一部の“線を超えてくる人”がいるだけで、
その一日が台無しになることもある。

それでも私がこの仕事を続けているのは、
「人として向き合えるお客様」も確かに存在するから。
そして、この業界の“きれいごとではない部分”も含めて、
私はちゃんと記録しておきたいと思う。

表向きの綺麗な言葉だけじゃなく、
現場に立つ人間のリアルを残すために。

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